2021年5月27日木曜日

SaxonとMaiden

 70年代後半
イギリスで新しいハードロックの波が来てた時
2つの勢いのあるバンドが
シノギを削っていたと聞く
Iron MeidenとSaxonである
どちらも大好きでよく聴いた。
骨のある、個性的で魅力的なバンドだ

ロンドン出身のメイデンと、北部から出たサクソン
どちらが早くデビューするかで意識しあっていたとか?
多分、強く意識してたのはサクソンだったんだろう
インディのカレアレコードから79年にレコード出した。
自主盤を挟んんで、数ヶ月後メイデンはEMIからデビュー
確か、来日もサクソンが早いんじゃなかったかな?

で、その後
レコード会社からの待遇という音楽と関係ないところでの差で
泣かされて、サクソンは苦労する。
その後、EMIに移籍するけど、
初期音源の印税は入ってこないと聞くし、
元メンバーとのいざこざも聞こえてきてた。

メイデンはスティーブハリスの鉄の意志と
ロッドスモールウッドのマネージメントが盤石だったのがよかったんだね
成功には音楽以外のことも必要だってことわかった。
その後の快進撃は特にここでは

で、サクソンはEMIに移籍して
音楽的にヒヨったと感じた。
軽くなった。当時のLA連中、アメリカを意識したね。
聴かなくなった。
その後改心して(笑)、また骨太のメタル(?)に戻った
いや、戻ってた。
でもねサウンドが軽くなっただけで、やってることは
あんまり変わらなかったかも?
元はR&Rなんだ、このバンド

世界ツアーするメイデンと比べれば見劣りするけど
ヨーロッパでは絶大な人気があるそうだよ。
嬉しい限り。

で、そんなサクソンのカバーアルバムを聴いた
Inspirasionと題されたアルバムには
まあ、そうよね。。。ってイギリスのバンドの有名曲が並ぶ
意外性はほぼないんだけど
1曲、TOTOの(確か)デビュー曲、HOLD THE LINEが入ってる!
びっくりした。生粋のブリティッシュバイカーメタルの
サクソンがTOTOをカバー!
当時のNWOBHMの流れを知ってる人はひっくりがえる!

でも面白いよ、完全にサクソンになってる
というか、そうか。。。あの時のアメリカ進出も
バンドの意志だったのかな。

他の曲もそうだ。
ビフの歌は一本調子とよく言われるけど
絶対的な彼の歌唱ってもんがあるね。

特に良かったのはヘンドリックスの
STONE FREE
いろんな人がカバーする人気曲だけどさ
これはもう、かなりの出来ですよ
1、2を争う好カバーだと思うな。
このバンドでしかできないアレンジになってるし
もうサクソンの曲だ

あと、ボーカルのビフ バイフォードと,
もう一人のオリジナルメンバー ギターのポール クイン
相変わらずいいギター弾いてる!

40年
歴史を刻んできたんだ