2020年6月14日日曜日

社会的距離に思う

東京に出てきて
何がびっくりしたかって
やっぱり人の多さ
だから、元々近かったよね
社会的距離はさ

おい、もっと離れろよ!
って何度も思った事あるよ
田舎じゃ喧嘩になるね

アパートもうっすい壁一枚で仕切られて
顔も知らない他人が住んでて。。。
そこであれやこれややってるわけさ

一軒家も1メートルも隙間なかったりね。。。

隣の家まで数十メートルの田舎じゃ
考えられないよ

街の人出とかね
最初に竹下通り行った時とかさ
どうなってんだ?って思ったよね
よく言ったよね、”今日お祭り?”って

電車の混み具合とか
もう、考えられない感じで。。。
四日市でも電車は満員だったけど、
一本遅らせれば普通に乗れたよね。
ただ、その電車に乗らないと学校間に合わないから
みんな乗るってだけでね。

東京は何本遅らせても、全部満員
昼間でも人でいっぱい

知らない奴に肩に本乗せられて、読まれたり、
人に鞄が当たってもすいませんとか言わないのに
キレたことあるよね、何回も。。。
夏場、汗だくのサラリーマンにビッタリくっつかれて
こっちのシャツまで濡れたりさ。。。

田舎モンにはちょっと考えられないことだらけでも
東京のひとは、こいつ何怒ってんだ?って感じで。。。

中古盤屋も人一杯でね
きったなくてくっさいオヤジが隣で
トントン言わせてレコードぐしゃぐしゃにしてたり
おいおいって思っても
それが東京だと思って我慢してたよね

カルチャーショックだったな。
どこへ行っても人集り
何をするにも待たされて。。。

いつの間にか慣れちゃってさ
当たり前になってたよね

コロナ云々じゃなくても
おかしいよな
普通に考えてね

そういえば、そんな事を
地元、確か五反田の
友達に話したらさ
昔はそんな事無かったんだ
お前らみたいな田舎モンがいっぱい出てきて
こうなったんだ!
俺たちの東京を返せ!
的なこと言われて
腹立つ前に妙に納得したこと思い出した

もう何十年前の話だけど。

今の世の中
どっか狂っちゃってるよね
それにあらためて気づいた
今頃。。。

でもそれと
満員のライブ会場は別問題だけど
そりゃあさ
満員にしなきゃならない意味があるのさ
満員だと人来るんだよな。。。何故か

動員半分にしたら採算取れないんだ
入場料倍にしなきゃね
それじゃ人来ないよ
ただでさえ来ないのに

ディナーショウじゃないんだしね

ぎゅうぎゅうのライブなんて
演った試しないよね
恥ずかしながら。。。
いまだにできたことない

そんな俺たちも
2メートルとか?
は?
いつもそんな感じじゃん?

あんまり言いたくないけどね

ライブハウスってのはさ
単体で営業しても誰も来ないわけよ
そこに出演するバンドがないと成り立たない
キャバクラとかホストクラブと似てるね
だからって風俗と同じって意味じゃなくてさ

俺たちの活動を支えてもらってるわけなんだ
だから大事なわけで

鍋がないと茹で卵は作れないんだ

カラオケみたくフラストレーションの捌け口に使ってるわけじゃない

まず考えるのは
お客さんのこと
安心して来てもらえないと。。。

再開した!わーい!って
セッションしましょうじゃ
儲かるのはお店だけだろ?
あ、そういうことか?
みたいな?
それはどうかな?って思うんだ

だから3月にライブやってた時も
お客さんのこと、考えてた
だから、来てね〜
なんて簡単に言えない
”もし良かったら” ”覚悟してし来てください”
告知文もそんな感じの書き方で
不用意に煽る書き方はしなかったね、普段以上にさ。
リスクはお互いにあるよ。
そんな中でも、バンドをサポートしてくれたハコあったね
無理してツアー行って良かったと思ったし
持ちつ持たれつなんだ

だからさ
”できる”と”やる”は違うんだ
そこまで考えて
何周もして

でもそこってあんまり伝わらないんだよ

ある種どうでもいいから

何が根拠でステージ3なわけ?

まだまだ
安心はできないよ

俺、もうあんまり時間無いんだ